2009年日本GP1日目(フォース・インディア)

2009年10月02日(金)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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エイドリアン・スーティル(カーナンバー20/VJM01/02)
フリー走行1回目:3番手、1分40秒806(14周)
フリー走行2回目:1番手、1分47秒261(5周)

ビタントニオ・リウッツィ(カーナンバー21/VJM02/04)
フリー走行1回目:12番手、1分42秒475(15周)
フリー走行2回目:3番手、1分47秒931(5周)

全長5.807kmの鈴鹿サーキットは大雨に見舞われ、日本GPの週末はほとんど何もできない状態で始まった。午前のフリー走行1回目は路面こそぬれていたが走れる状態だったのに対し、午後のフリー走行2回目では路面に川と水たまりが多くできていたため、最初の1時間はほとんど誰もコースに出ようとはしなかった。最後の10分間にようやく思い切ってアタックをできる状況になった。

変わりやすく難しい状況の中でフォース・インディア・フォーミュラ1チームは非常に良いパフォーマンスを披露。エイドリアン・スーティルはコースが水浸しだった午後のセッションで最速タイムを記録し、ビタントニオ・リウッツィは0.6秒差の3番手タイムを出している。

午前のセッションでスーティルは安定して上位のタイムを出し、たった14周の走行にもかかわらずフリー走行1回目で3番手に入った。リウッツィもまた15周の走行しかできなかった中で、最速タイムを記録し得るアタック中に何度もトラフィックの犠牲となり、アンダーステアに悩まされ、最終セクターに入る際に動きを封じられたが、12番手のタイムを記録した。

エイドリアン・スーティル(カーナンバー20)
「全日本F3で走っていた2006年からこのコースを数多く経験してきたし、このサーキットが本当に好きなんだ。たくさんの高速コーナーと素晴らしい流れを持つ立派なサーキットだ。しかし、残念ながら今日はあまり多くを走ることができなかった。今日の午後はすごく楽なセッションだったよ。たったの10分で、僕の最初のラップが1番手になったんだからね! 午前は14周しか走れなかったけれど、とてもうまくいった。鈴鹿で速さを取り戻せると自信を持っているし、今のところそう見える。全体的にシンガポールよりも調子が上向いているようだね。けれど、天候がどうなるか、ドライでのセットアップをどうするべきか誰にもわからないから面白い週末になることは間違いないね」

ビタントニオ・リウッツィ(カーナンバー21)
「天候こそ助けにならなかったけど、今日は僕たちにとってとてもポジティブな1日だった。難しい状況だったし、明日はまた状況が変わるように思う。全体に、クルマはウェットコンディションでとてもよく動いてくれたしインターミディエイトタイヤでも、最後の5分でようやく試せた深溝ウェットタイヤでも、クルマのバランスは良かった。すべてが効果的でよく動いてくれたよ。天候が変わればまた明日は違う状況になるとわかっているけれど、僕たちは楽観視しているよ」

ドニミク・ハーロウ(チーフレースエンジニア)
「本日の2回のセッションは完全にウェットコンディションであり、午後のセッションでは走ることすらままならないほどに路面がぬれていた。このサーキットではこう配によってできた川や水たまりでアクアプレーニングをおこすこともある。両ドライバーがインターミディエイトタイヤとウェットタイヤのパフォーマンスを試すこともできたし、コンディションに反してそれなりのデータを集めることもできた。ウェットコンディションでのわれわれのパフォーマンスは非常に力強く思えるが、天気予報によるとおおむねドライコンディションが予想されている、そのため、夜の間に残りの週末へ向けた準備に追われることになるだろう」

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