2009年日本GP2日目(フォース・インディア)

2009年10月03日(土)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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エイドリアン・スーティル(カーナンバー20、VJM02/01)
フリー走行3回目:6番手、1分32秒467、25周
予選Q1:9番手、1分31秒386、8周
予選Q2:8番手、1分31秒222、6周
予選Q3:4番手、1分32秒466 6周

ビタントニオ・リウッツィ(カーナンバー21、VJM02/04)
フリー走行3回目:20番手、1分33秒167、18周
予選Q1:19番手、1分32秒087、9周

混とんとした、波乱に富んだ予選セッションでエイドリアン・スーティルが秀でたパフォーマンスを示し、フォース・インディア・フォーミュラ1チームは4日(日)の日本GPを2列目からスタートする。スーティルは、長年の友人で現世界チャンピオンのルイス・ハミルトン(マクラーレン)と並び、自身の50戦目となるレースに4番グリッドから挑む。

スーティルは悠々とQ2に進出、9番手のタイムを記録した。Q2では、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)とティモ・グロック(トヨタ)の事故による2度の赤旗後、計測ラップを1回だけ行ったが、スーティルの記録した1分31秒222はセッション中8番手となり、今季3度目となるQ3進出を果たした。Q3では、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)の事故を受け、3度目の赤旗が出された。スーティルは2周の計測ラップを走り、3番手との差はわずか0.07秒であった。

ビタントニオ・リウッツィは運悪く、Q2進出はならなかった。最後のフリー走行の終盤、リウッツィのギアボックスにギア選択のトラブルが発生、予選までの限られたセットアップ時間では、19番手が限界だった。

エイドリアン・スーティル(カーナンバー20)
「自分の知っているコースを走るのは、うれしいことだよ。気分もいいし、自信も感じられるからね。僕らのマシンは以前から、こういうタイプのサーキットでは素晴らしいパフォーマンスを発揮してきたし、これまで競争力のある週末を送ってきたけ。でも、トップ5に入ってレースに臨めるとは思わなかったので、明日4番手からスタートするのは本当に素晴らしいよ。長いセッションだった。赤旗も何度もあって、そうなると、何周かあきらめることになったし、コースから戻り、また集中しなおさないといけないからね。もう少しで3番手だった。差はほんの100分の数秒だったよ。でも運悪く、まさにセッションの終了間際にルイスが3番手を奪っていった。シンガポールの週末は本当に厳しかったから、また結果を出せてうれしいよ。チームにとっても本当にすばらしいことだ。明日は、また厳しく長いレースになるだろうけど、僕は自分のなすべきことにただ集中するつもりだ。ベストを尽くすよ」

ビタントニオ・リウッツィ(カーナンバー21)
「午前のフリー走行中、ギアボックスに2、3問題があったから、ソフト側タイヤなど必要なことをすべてテストできなかったのは、大きな損失だった。みんな素晴らしい仕事ぶりでボックスを交換してくれたので、予選に出ることができた、予選中はアンダーステアがひどくて、100%の結果を出せなかったんだ。今日は体調も良くなかったから、この結果はいろいろなことが組み合わさったものだよ。明日はもっといい結果を出せるよう望んでいる」

サイモン・ロバーツ(チーフオペレーティングオフィサー)
「シンガポールGPの週末は厳しいものだったが、エイドリアンは素晴らしい結果を残し、チームの士気を上げるものになった。チャンスはわずか一度きりで、プレッシャーも大きいものだが、エイドリアンの予選のドライビングは素晴らしかった。そして彼の努力は、いいスタートポジションを獲得することで報われた。明日には大きな希望を持てる。自分たちの戦略はいいものだと思っているし、エイドリアンはコースを熟知しており、自信も感じている。トニオ(リウッツィの愛称)がQ2以上に進めなかったのは、運が悪かった。セッション間の限られた時間の間にギアボックスを交換しなければならず、彼はラップをうまくまとめられなかったのだ。しかし、すぐに状況を立て直してくれたチームは素晴らしかったし、トニオも明日のレースできっと競争力を示してくれるだろう」

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