レッドブルの首脳陣は、チームが2010年に搭載するエンジンを早く決定するよう、エイドリアン・ニューイ(チーフテクニカルオフィサー)が率いる設計部門からプレッシャーを受けているようだ。
2009年のドライバーズ選手権を争っているレッドブルは、現在ルノーエンジンを使用しているが、来季はメルセデスエンジンの搭載を検討していると公言している。
しかし、メルセデスのワークスチームであるマクラーレンは、メルセデスが他チームと契約することに拒否権を発動することができる。レッドブルとメルセデスの契約が遅れているのは、この拒否権が理由だと見られている。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、来季もルノーエンジンを搭載すること、もしくはコスワースへ変更することもレッドブルは検討していると報じた。
エンジン開発を凍結する現行ルールの中、コスワースは2006年仕様のV8エンジンを新レギュレーション用に調整している段階だ。
また、コスワースがF1プログラムのために、メルセデスから4人のエンジニアを獲得したことが明らかになっている。さらに『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、コスワースとポルシェが提携するとのうわさもあるようだ。