ブラジルGPで2回目のフリー走行が始まる前、2010年のフェラーリでチームメートになるフェルナンド・アロンソ(現ルノー)とフェリペ・マッサ(フェラーリ)が会っていた。
この2人が笑顔で握手している姿が写真におさめられており、「2人の間にある不協和音のうわさが事実無根だと証明された」とフェラーリは語っている。
クラッシュゲートにおけるアロンソの役割についてマッサが語り、ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)がこれは激しい戦いの始まりだと予想したことから、マッサとアロンソ間の亀裂が話題になっていた。
「アロンソとマッサは2人ともラテン系だからね。フィンランド人同士がチームメートの場合よりも、火花は多くなるよ」バリチェロはこのように語っている。
2回目のフリー走行では火花ではなく、小雨が降ったものの、基本的に路面はドライだった。このセッションでは、アロンソがトップになっている。
驚くことに、このセッションで最下位になったのは、マッサのカーナンバー3がつけられたフェラーリだった。このクルマに乗っていたジャンカルロ・フィジケラもアロンソの1秒以内にいることから、グリッド全体で競争力が高くなっていることが分かる。
フィジケラが乗るF60は、ピットレーンの出口でエンジンが止まってしまったため、フィジケラは歩いてピットまで戻ることとなった。
タイトルを争っているドライバーは、バリチェロが3番手、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)が5番手、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は7番手だった。