ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)は、2010年シーズンへ向けたドライバー市場で忘れられた存在になっているが、マクラーレンかルノーでシートを獲得する可能性があるようだ。
『Abendzeitung(アーベントツァイトゥング)』紙の報道によると、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)やキミ・ライコネン(フェラーリ)が来季にマクラーレンへ移籍することを、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が断固として拒否しているようだ。そこで、ハイドフェルドが候補に挙がったとのこと。
ハミルトンの現在のチームメート、ヘイキ・コバライネンは、今季限りでマクラーレンを離脱する可能性が高いとみられている。
「彼は、現在のF1で最も過小評価されているドライバーだ」マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)はハイドフェルドについて、このように語った。
また、メルセデスのノルベルト・ハウグ(競技責任者)はこう加えた。
「彼は10年以上にわたり、一貫して力強いパフォーマンスを発揮してきた」
ドイツの『Bild(ビルト)』紙では、ロメ・グロジャン(ルノー)の後任として、ハイドフェルドがルノーへ移籍する可能性があるとも報じられている。