ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)は、2010年に自身がより上位で戦うことになると示唆している。
ドイツ出身のロズベルグはウィリアムズからF1にデビューし、その後もウィリアムズで4シーズンを戦ってきた。だが、ロズベルグ自身はウィリアムズ離脱を認めていないものの、すでにマクラーレンかブラウンGPとの契約に署名したと言われている。
マクラーレンとブラウンGPにエンジンを供給しているメルセデスのノルベルト・ハウグ(競技責任者)も27日(火)、メルセデスがドイツ人ドライバーとの契約を希望していると繰り返し語っていたが、それがマクラーレンになるのかブラウンGPになるのかは明かさなかった。
今週にミュンヘンでスポンサーのイベントに参加したロズベルグは、次のような質問を受けていた。ウィリアムズを離脱するのか? ジェンソン・バトン(ブラウンGP)の将来へ向けた計画がロズベルグにも影響するのか? ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)はウィリアムズにとって、いい選択肢になるのか?
これら3つの質問すべてにロズベルグは、「ノーコメント」とだけ答えていた。
ロズベルグが2010年に関して語ったのは、「勝てるクルマ」に乗ることを期待しているということだけだった。
「もうF1に来て4年になるけど、勝てるクルマに乗ることができたらいいね。2010年のタイトルを争えたら最高だよ」
「この目標に向けて、僕は今、精神的にも良い状態にある」
ロズベルグが期待する「勝てるクルマ」について、2009年のトップ4チーム、ブラウンGP、レッドブル、マクラーレン、フェラーリが来年も強さを見せるだろうとロズベルグは認めている。
ウィリアムズは2009年のコンストラクターズ選手権を、6位以上で終えることはできない。
ロズベルグは、28日(水)に参加したドバイ・オートドロームでのスポンサーイベントでも、2010年に勝てるクルマを期待していると繰り返していた。
「来年に向けて、うまい具合に進んでいるよ」
「どこで走るか言えないけど、来年はレース優勝を目標にする」とロズベルグは中東地域のウェブサイト『yallaf1.com』へ語っている。