ウィリアムズの2009年シーズンレビュー

2009年11月12日(木)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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テクニカル・ディレクターのサム・マイケルが2009年を振り返り、来季に向けての抱負を語った。

Q:チームの2009年シーズンを振り返って、感想はいかがですか?
サム・マイケル(以下、マイケル):これまでのシーズンから考えれば、2009年はうまく進歩できたと思う。特に空力面や、さまざまなトラックでの一貫性が向上していた。今年はグリッド全体が1秒以内の差になるサーキットもあり、非常に競争の激しい1年だったので、そういったサーキットでコンマ1秒やコンマ2秒短縮できたのは、満足できることだった。全体的には進歩できた1年だったが、期待していたような位置でシーズンを終えることはできなかった。

Q:今シーズン最高の場面と最低の場面はどこでしたか?
マイケル:パフォーマンス面で最高だったのは、ニコ(ロズベルグ)がマレーシアで雨が降る前と、シンガポールで(ピットレーン出口の)白線を踏む前にレースをリードしていたことだ。シルバーストンでもクルマのパフォーマンスが力強かったことで、われわれは自信を深められた。

Q:ニコと中嶋一貴のパフォーマンスはいかがでしたか?
マイケル:ニコはチームのために最高の仕事をしていたし、今年のわれわれのポイントは、すべて彼が獲得したものだ。チームに加わってからの4年間、彼はドライバーとして成功してきた。今後の彼の幸運を願っている。一貴は今年、間違いなくドライバーとして成長していたし、レースの週末には多くのセットアップ作業を行っていた。実際には、昨年よりもうまく走っていた。2008年には、クルマの競争力が高くなかったが、ポイントを獲得することができた。だが、今年は各車の差が縮まったことで不利になってしまった。もしコンマ数秒遅ければ、それが取り返しのつかない差になってしまう。

Q:チームは3年間パートナーになっていたトヨタとの関係を終わらせ、コスワースを選びました。エンジンパートナーとしてのトヨタはいかがでしたか?
サム・マイケル(以下、マイケル):トヨタとの関係は素晴らしいものだった。彼らは、われわれのために見事な開発をしてくれたし、トラブルなく長い距離を走ることができた。彼らとの間にはいい思い出しかない。彼らが撤退してしまうのはF1にとっての損失になる。ケルン(トヨタのF1本拠地)のスタッフの幸運を願っている。

続きは、携帯公式サイト「F1 TopNews」の「オフシーズン特集」に全文掲載。

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