ミハエル・シューマッハのマネジャーは、シューマッハがF1に復帰するとの憶測を否定しなかった。
シューマッハがメルセデスGPに加入し、現役復帰するとのうわさが後を絶たないが、マネジャーであるウィリー・ウェバーのコメントによって、このうわさはさらに勢いを増すことになった。
ウェバーは『Bunte(ブンテ)』誌に、シューマッハは今シーズン中、負傷したフェリペ・マッサ(フェラーリ)の代役になることを健康上の理由によってあきらめることになったと認めている。しかし、現在は「完全に回復」しているとして、次のように語った。
「彼の首は完治している。精神面も健康そのものだ。勝利を目指して走れるよ」
しかし、F1を3度制し、現在は解説者となっているニキ・ラウダは、シューマッハが完全な復帰を目指しているとは考えていないようだ。
シューマッハをめぐる最近のうわさについてラウダは、このように語っている。
「あの(うわさの)中に、真実のカケラもあるとは思えない。少なくとも私が見た範囲ではね」
マッサの回復まで代役を務めようとしたシューマッハには理解を示すラウダだが、「彼がフルシーズンを戦おうとしているとは信じられない」とのこと。
「それならそもそも、なぜ彼はレースから引退したんだ? 私の個人的な意見だがね」とラウダはF1の公式ウェブサイトに語っている。