ザウバーチームの創設者ペーター・ザウバーは、チームの2010年F1への参戦が30日(月)にもFIA(国際自動車連盟)から発表されると予想しているようだ。
BMWは謎の多いカドバックへF1チームを売却することに合意していたが、この売却はなくなり、チーム創設者のザウバーがチームを買い戻すこととなり、チームに対する不安要素が消えている。
だが、ザウバーによるチーム買い戻しは、ザウバーチームの来季F1参戦が正式に認められた場合にのみ有効になる。
「来週にも参戦が認められると予想している」とザウバーは『Blick(ブリック)』紙へ語り、次のステップは新コンコルド協定への署名だとした。
『Blick(ブリック)』紙は、早ければ30日にもFIAがザウバーチームのエントリーを正式に認める可能性があると報じている。
またザウバーは、新車の進ちょくは「非常に順調」であると語り、2010年にエンジンとトランスミッションを供給することになっているフェラーリとの技術提携も「かつてないほど良好」だと加えた。
ザウバーチームが最後にフェラーリエンジンを搭載したのは、2005年のC24 であり、当時のドライバーはフェリペ・マッサ(現フェラーリ)とジャック・ビルヌーブだった。
ザウバーはさらに、ザウバーチームの2010年型車がC29という名称になることも認めている。
『Blick(ブリック)』紙は、30日にもFIAからチーム・ザウバーF1という正式なチーム名が発表される可能性が高いと報じ、参戦チームの名称はザウバー・フェラーリ、カーナンバーは26と27になるとしている。
また『Blick(ブリック)』紙は、マレーシアの石油企業ペトロナスがタイトルスポンサーにとどまることで、チームが再びザウバー・ペトロナスと呼ばれる可能性もあると報じた。