ヒンウィルに拠点を置くBMWザウバーが買い手を得た場合、FIA(国際自動車連盟)は2010年のF1世界選手権に参戦する13番目のチームとして、BMWザウバーを指名するだろう。
これは、スイスの『Sonntagsblick(ゾンタークスブリック)』紙の主張である。チームの創設者で、今でも少数の株式を保有しているペーター・ザウバーは、モンツァで何も成果を得られなかった。しかし、次のように語っている。「交渉は重要局面に入った。私は一切何もいうことはできない」
週末に流れたうわさでは、諸外国の多くの民間セクターが興味を示しているという。さらに、スイス政府もBMWのF1撤退発表を受け、スイスに本拠地を置くBMWザウバーに救済の手を差し伸べる可能性がある。
ザウバーは来年のグリッドの最後のチームをめぐってロータスとエプシロン・エウスカディと競争状態にあるが、『Blick(ブリック)』紙はすぐに参戦チームが決まるだろうと報じている。
同紙はまた、FIA関係者が本気で2010年世界チャンピオンシップへの準備にまい進しているか確認するために今週、マノー、USF1、カンポスのファクトリーを訪問する予定だと伝えている。