ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)は、2010年シーズンへ向けた交渉を続けていることを明かし、メルセデスGPが第一候補だと認めた。
「今でも交渉中で、見通しは明るいよ」
「まだ空席のあるチームはあるし、レース優勝できるチームに入れることを願っている」と『Rheinischen Post(ライニシェン・ポスト)』に語るハイドフェルドは169戦を戦ってきたが、いまだにF1での優勝経験がない。
メルセデスGPはすでに、ニコ・ロズベルグ(現ウィリアムズ)の加入を発表しており、もう1つのシートをめぐってはミハエル・シューマッハの加入もうわさされている。
もしシューマッハが現役に復帰しなかった場合は、ハイドフェルドが最有力候補だとの見方が強い。
「F1を知っている人なら、空席のあるチームの中では、メルセデスGPに上位で戦う最大のチャンスがあるって分かっているよ」ハイドフェルドはこのように語り、新規チームではなく既存チームへの加入を希望していると認めた。
モナコのモータースポーツ・ビジネス・フォーラムで10日(木)、メルセデスGPのチームCEOであるニック・フライは、「多くのドライバー」との交渉が進行中だと語った。またフライは、シューマッハのうわさを否定はしなかった。