シルバーストン、イギリスGPの単年開催に消極的

2009年10月02日(金)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)と2010年からのイギリスGP開催契約を結んでいるのはドニントン・パークだが、準備が間に合わなかった場合の代替地として名が上がっているシルバーストンは、間に合わせの単年開催には興味がないという態度を示している。1996年のF1世界チャンピオンでシルバーストンを所有するBDRC(ブリティッシュ・レーシングドライバーズ・クラブ)会長デーモン・ヒルが述べたもの。

開催の条件としてドニントンには、サーキット改修工事が課されているが、ドニントンが資金繰りに困っているのは周知の事実だ。F1を運営するバーニー・エクレストンは、同サーキットが来年7月の日程に間に合わない場合、シルバーストンが代わりにレースを開催することを示唆している。

だが、仮にドニントンの開催計画が破たんした場合、エクレストンは新たに長期開催の目途(めど)をつける必要があると、次のようにヒルは『The Gurdian(ガーディアン)』紙へ語っている。

「もしドニントンがうまくいかなかったら、そもそもなぜ、あのサーキットでレースを開こうと決めたのか反省する必要がある」

「そんな事態の中、FOMとの交渉でわれわれがイギリスGPの先行き不安を完全に解消できたらうれしいね」

先週末のシンガポールGPでエクレストンは、施設改修にあたってドニントンが銀行から資金保証を得る期日を、新たに10月3日(土)に定めたと述べている。とはいえ、今もってグランプリをシルバーストンに戻す”保証もない”のが現実だ。

エクレストンは言う。「仮にドニントンがダメだったとしよう。シルバーストンには何の保証もないが、もし彼らがレースを開く事になったら、早速行動を起こして準備に取りかかり、チケットを売りたいとさ」

『The Gurdian(ガーディアン)』紙によれば、シルバーストンは、ただ単にドニントンの時間稼ぎで2010年だけイギリスGPを開く事に”あまり関心はない”という。

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