2009年日本GP1日目(マクラーレン)

2009年10月02日(金)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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ヘイキ・コバライネン(MP4-24/03)
フリー走行1回目:24周、1分40秒356、1番手
フリー走行2回目:0周

路面がぬれていて徐々に乾いていった午前中、サーキットのコンディション変化により雨用タイヤの使用が難しくなっていったため、有意義な作業を行うのが困難だった。

コバライネンはウェットタイヤを履いてプログラムを開始し、インストレーションラップを1回と3周の走行を1回(1分49秒134)行った。その後の乾いていったコースでは、インターミディエイトタイヤへの変更が必要となり、セッションが終わるまでインターミディエイトで走った。

コバライネンはドライコンディションで、デリケートなインターミディエイトの様子をうかがいつつ、さらに3回(4周/1分43秒127、6周/1分41秒757、1周/1分40秒356)走行した。コバライネンは、セッションのまさに最後の最後の走行で午前のベストタイムを記録した。

コバライネンも彼のエンジニアも、午後の雨の中で危険を冒す価値があるとは考えなかった。

「午後にはトラックの状態が悪化したね。だから、2回目のフリー走行には出ない決定を下した。明日(3日/土)と日曜日(4日)は雨が降らないと思うので、こういったややこしいコンディションでマシンにダメージを加える危険を冒したくなかったんだ」

「それに、あれ以上走る価値はないと思った。午前中はそんなに悪くなかったね。十分に乾いていたので、インターミディエイトタイヤも使えたし、タイヤはうまく機能した。僕はこのコースが好きだよ。いくつかとてもいいコーナーがあるし、グリップレベルはとても高い。富士でもそうだから、日本は路面がいいんだね!」

ルイス・ハミルトン(MP4-24/04)
フリー走行1回目:15周、1分41秒443、6番手
フリー走行2回目:5周、1分47秒983、4番手

「このコースは素晴らしい!」これはハミルトンが午前中、鈴鹿サーキットで最初の走行を追えた後にガレージにマシンを戻したとき、メカニックに対して言った最初の言葉だ。

ウェットを履いて走行を開始し、1周(1分46秒974ベスト)を走破したハミルトンは、ずっとウェットコンディションが続かないと悟り、インターミディエイトに履き替えた。
ハミルトンはまず初期的な走行(3周/1分42秒642)を行った。その後コースが乾くことを期待し、セッションの大半は参加しなかった。しかし、路面が完全に乾くことはなく、ハミルトンは最後に3周を走破(1分41秒443)し、6番手で午前のセッションを終えた。

午後にハミルトンは、セッション終盤まで走行をせず、水浸しになったコンディションで3周だけタイム計測を行った。ベストタイムは1分47秒983で、4番手となった。

「ここは、今までドライブした最高のコースだ。ここは僕にとって、とても特別だし、今日はすばらしい時間を過ごした。雨であってもね。たくさん走ることはできなかったし、午後も走行を想定していなかった。でも、僕は走らずには居られなかったのさ。どうしても出て行ってちょっとは楽しみたかったからね」

「決勝では、雨が降らないって聞いている。ドライで走るのを楽しみにしているし、ここでどれくらい速く走れるものなのか楽しみだ」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)
「まず、2006年以来初めて鈴鹿に戻れてすばらしい気分だ。こんなにすばらしいレースコースで、われわれの両ドライバーも心を躍らせているだろう。主催者は設備改修ですばらしい仕事をした。このサーキットが備えていた類まれな特徴を一切損なわずに、世界でも一級の開催地を作ったのだから」

「天候が良くなかったために、ライバルと比較したわれわれのスピードを評価するのは難しかったが、今日のパフォーマンスに勇気づけられた。走行するたびにペースをつかんでいったし、ヘイキは彼の周囲にいたライバルより明らかに速く、1番手でセッションを終えた」

「だが、日曜日(4日)は雨が降らないとの天気予報なので、明日もはっきりしない天候が続きそうだ。予想が付かない予選と油断ならない波乱に富んだ決勝に完ぺきに備えるため、やるべき仕事がまだ多く残っている」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長=
「本当に典型的な鈴鹿の1日だった。明日に天候は回復するし、日曜日は晴れるとの天気予報だった。そうは言うものの、このサーキットでは以前から天候がとても早く変わる」

「ヘイキは午前のセッションでベストタイムを記録し、随分な雨となった午後も誰もそれを超えることはできなかった。今日は皆があまり走っていないので、このことで全体の競争力がすぐに判断できるものではない」

「このすばらしいサーキットでチームの労働環境を改善するため、サーキット側が行った改修はすばらしいものがあるし、新しいピットビルはまさに最新鋭のものだ」

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