雨となったインテルラゴスでの予選、クラッシュ後のビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)にとって1つ目の仕事は、盗まれたステアリングを取り返すことだった。
リウッツィがクラッシュしたフォース・インディアから降り、ステアリングを戻そうとすると、厚かましいマーシャルがステアリングを持って逃げようとしていた。
しかしリウッツィは、このマーシャルからステアリングを取り返すことに成功している。
このステアリングにはデジタルの表示画面、多くのボタン、制御用の装置、レバーなどが搭載され、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は3万ユーロ(約400万円)の価値があると報じている。
「チームからは”何があってもステアリングを手放すな”と言われていたからね」とリウッツィは語った。