ブラウンGPのロス・ブラウン(チーム代表)は、ブラウンGPがジェンソン・バトン(ブラウンGP)との契約に合意したとの報道を認めなかった。
これはスイスの『Blick(ブリック)』紙で報じられたものだが、ブラウンGPの本拠地があるブレックリーで行われたパレードに、2009年のドライバーズ選手権を制したバトンがいなかったことを考えれば、契約はまだ結ばれていないことが想像できる。
このパレードには、コンストラクターズ選手権を獲得したブラウンGPのメンバーがオープントップのバスに乗って参加し、ブラウンやニック・フライ(チームCEO)はメルセデスのオープンカーの後部座席に座っていた。
現在ガールフレンドの道端ジェシカさんと日本で休暇を過ごしているバトンについて質問されると、「ジェンソン・バトン(が残留すること)については、99%の確率だと言える」とブラウンは語った。
ブラウンGP側が提示している金額とバトン側が求めている金額には、数百万ポンド(数億円)の差があるとみられている。
「この件については、来年のわれわれがいい体制になるということ以外、今の段階で言うことはない」とブラウンは加えた。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、ブラウンGPとメルセデスが関係を深めることを数日以内に発表すると報じているが、ブラウンはこの件についてのコメントを拒否していた。
何かコメントがあるかとの問いかけに対し、ブラウンは次のように答えた。
「答えはノーだ。何かを言う段階にはない」