多くのF1関係者が、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)は2010年にマクラーレンへ移籍するべきではないと語っている。
ジャッキー・スチュワート卿やデビッド・クルサードなどはバトンに対し、より高額なオファーをしてきたマクラーレンへ移籍せずに、ブラウンGPに残留するようアドバイスしていた。公式には認められていないが、マクラーレンではルイス・ハミルトンがナンバー1ドライバーになっているとされる。
『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』紙は、バトンが対等な扱いを保証されたと報じた。
しかし、1994年にマクラーレンに在籍していたマーティン・ブランドルは17日(火)、『BBC』ラジオへ次のように語った。
「彼ら(マクラーレン)には、1人のドライバーだけを完全にサポートしたという過去がある」
元解説者であるマレー・ウォーカーは『Reuters(ロイター)』通信へ、「バトンが(ハミルトンに)ついていけるか分からない」と語っている。
また元ドライバーであるジョニー・ハーバートは『The Sun(サン)』紙に対し、バトンとハミルトンの組み合わせは「養子(バトン)と放とう息子(ハミルトン)の戦いのようなもの」だと語った。
2010年はフェルナンド・アロンソ(現ルノー)をチームメートとして迎えるフェリペ・マッサ(フェラーリ)は、バトンのマクラーレン移籍について質問されると、『globo.com』へ次のように答えた。
「交渉についての記事を読んだけど、仮定の話について語ることはできないよ」
「もし現実になったら、素晴らしいラインアップだと思う」