F1の最高権威バーニー・エクレストンが、ローマ市街地でレースを開催する契約に合意したようだ。
以前からローマでのグランプリ開催の構想が持ち上がっていたが、この構想を進めていたマウリツィオ・フラミニがエクレストンとの合意に至ったと語っている。
『Telegraph(テレグラフ)』紙や『Mirror(ミラー)』紙などの報道によると、フラミニは次のように語っていたようだ。
「F1の責任者バーニー・エクレストンと、ローマGPを開催することですでに合意し、署名も行った。コースについては、これから決定する」
ローマでのグランプリ開催が決定したとしても、すでにイタリアではモンツァでイタリアGPが開催されている。
イタリアGPの開催地がモンツァからローマへ移った場合、歴史的なコースでのグランプリがなくなることに、ファンや関係者から反発する意見が出ることも予想されるが、フラミニはイタリアでの2つ目のグランプリ開催を目指しているようだ。
「ローマGPは非常に重要なものになるだろうし、われわれはこのアイデアを気に入っている。また、ローマGPがモンツァの代わりになることはない」
「モンツァはサーキットでの素晴らしいグランプリだ。ローマでのグランプリは、そのモンツァと一体になる。代わりではない」とのフラミニのコメントを『Telegraph(テレグラフ)』紙が掲載している。
またフラミニは、グランプリ開催の必要性について、次のように語った。
「グランプリ開催による収入は、1年あたり10億ユーロ(約1296億円)になると試算している。そしてローマには、観光客へアピールする新しいものが必要だ」
「歴史や考古学、そして遺跡だけではなく、未来に向けたもの、家族連れや若者を対象にしたものが必要なのだ」