現役続行の意志を見せるジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ)だが、2010年はフェラーリのリザーブドライバーであることを明言した。
フランス人の若手ドライバー、ジュール・ビアンキがフェラーリと長期契約を締結し、来季はGP2シリーズに参戦。フェラーリでの役割はまだ明かされていないものの、フィジケラが“第3のシート”から追い出されるかもしれないとうわさされた。
しかしフィジケラは、2010年のフェラーリにおける自身の役割について、次のようにドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に話した。
「他チームのシートをみつけるかどうか関係なく、僕は確実にフェラーリの3番目のドライバーだよ」
フィジケラはこれまで230戦以上に参戦。参戦数を増やしたいと考えていると認めたが、どのチームでもいいというわけではないようだ。
「僕のマネジャー(エンリコ・ザナリーニ)が、シート獲得に向けて取り組んでいる。もし、シートが得られればうれしい。獲得できなかったとしても、問題ないよ」
「これまで230戦以上を戦った。ゼロからの新しいチームで、始めたくないね」とロータス、USF1、カンポス、マノー(ヴァージン・グランプリ)の空きシートに言及している。
2010年のエントリーが認められたザウバーは、フェラーリとパートナーシップを結ぶ可能性があるため、フィジケラがシートを得るかもしれない。