2009年アブダビGPプレビュー(ジャンカルロ・フィジケラ)

2009年10月30日(金)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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いよいよアブダビGPとなり、誰もがこの興味深い新サーキットのことを知りたがっていた。フェラーリのホスピタリティーでの会見に出席したジャンカルロ・フィジケラがまず質問されたのは、他に例を見ないトンネルを通過するピットレーン出口のことだった。

「今日の午前中、エンジニアと一緒にサーキットを1周歩いたし、シミュレーターでも走ってみたけど、ピットレーンの出口はすごいよね。トンネルに入るときには、すでにスピード制限も解除されているから、どうなるのか明日が楽しみだよ」

最終戦となったが、これまでF60でポイントを獲得できなかったことに失望しているとフィジケラは認めている。だが、今週末のフィジケラの目標は明確だ。

「レースへ準備を整えられたと思っているし、このトラックをシミュレーターでも走った。準備はうまくいったから、フェラーリがコンストラクターズ選手権3位の座を取り戻せるだけの結果を残したいし、全力を尽くすよ」

今回はフィジケラにとって、チームで走る最後のレースとなる。来季のフェラーリは、フェリペ・マッサとフェルナンド・アロンソが走らせることになっているためだ。

「僕にとって、フェラーリでレースすることは子どものころからの夢だったんだ。もうその夢は叶わないと思っていたときに夢が叶った。だから、決してあきらめちゃいけないんだよ! 自分がやってきたことには満足しているし、フェラーリで戦ったこの数レースは苦戦しているけど、時間を戻したいなんて思わない。知らないクルマに乗るのは難しいことなんだ。それに、KERS(運動エネルギー回生システム)によってブレーキング時の挙動がかなり変わっているから、余計に問題が複雑になった。レースではキミ(ライコネン)のペースについていけたから、今週末はうまく予選を戦って、それをポイントにつなげたい」

最後のレースにはなるが、フィジケラは来年もスクーデリアのために働く。しかし、グランプリでレースに出る可能性も残されている。

「フェラーリと来年の契約を結んでいる。でも他のチームからオファーがあれば、サードドライバーを続けながらF1でレースできるか、フェラーリと一緒に考えることになる。今はまだ何も決まっていないけど、フェラーリのようなトップチームでサードドライバーになることも、とても誇りに思えることなんだよ。ここの雰囲気は素晴らしいし、家にいるように感じている」

*携帯サイトではコメント以外のチームリリースを掲載中(チームによって発表される内容は異なります)。

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