ライコネン「これが最後のレース」

2009年10月30日(金)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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フェラーリドライバーとして参戦する最後のグランプリで、キミ・ライコネンは巨大なメディア施設で行われたFIA(国際自動車連盟)の記者会見に出席した。メディアは当然、ライコネンの将来へ大きな関心を示した。

「数週間前と、僕の状況は何も変わっていないよ。もうフェラーリとの契約はない。これが最後のレースだから、いい結果を残したいし、将来がどうなるか楽しみだね」ライコネンはこのように語り始め、さらに続けた。

「選択肢はいくつかあるけど、何が最良なのかを見てから決断を下す。ラリーも選択肢の1つだけど、F1とラリーだけってわけでもないよ。ほかにもできることはあるし、どうなるかまだ分からない。F1にはなるだろうけど、僕がラリーに出られることも契約に入れる必要がある。何も害はないからね。どんな種類のドライビングだって、自分の経験になるから、僕は何も問題ないと思う。今年はそれでうまくいったし、F1や自分の仕事に影響が出ない限り、何も問題はないと思うけどね」

シーズンの後半を振り、ライコネンは自身とチームが成し遂げたことに満足しているようだ。

「僕たちのクルマは、確かに最速ではなかったけど、うまく走らせることができたし、性能を十分に引き出せた。以前と比べれば、かなりドライブしやすくなったしね。いい感触を得るようになると、成績も良くなってくるものなんだ。大きいチームや、今年に速かったチームは、シーズンの後半にもっと多くのポイントを稼げていたはずだよ。でも、彼らはそれに失敗しているから、僕たちはうまくやっていたんだと思う」

シンガポールでのナイトレースほどではないが、アブダビGPはスタート後に太陽が沈むことになる。視認性の問題を心配しているか質問されると、ライコネンはこう答えていた。

「問題はないと思う。もちろん、日が沈む時には見え方が少し変わるかもしれないけど、少なくともシンガポールでは照明に問題はなかったし、昼間と夜の差もなかったよ。ここは暑いから、(気温の低下によるグリップ低下も)心配ないだろうね」

そして最後に、この会見に同席していた自身の後任者、フェルナンド・アロンソへのアドバイスを求められると、ライコネンは次のように語った。

「僕が何かを伝える必要はないと思うよ。彼は何が必要か、自分で見つけるだろうからね。彼は長い間F1にいるし、何も問題を抱えないと思う。すでにマラネロへ行って、いろんな人に会っているだろうから、何も言うことはないね」

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