もうすぐ、F1日本GPがやってくる。
今年は、毎年恒例の体育の日より1週間早い、10月2日(金),3日(土),4日(日)。
開催地は、3年ぶりの鈴鹿サーキットだ。
3年ぶりの鈴鹿サーキットでのF1開催とあって、ファンが楽しめるイベント目白押し。
そのイベント開催内容としてビックニュースが飛び込んできた。
佐藤琢磨が特別ゲストとして日本GP中のイベントに急遽参加することが決まったという。
これでファンにとって、日本GPに新たな楽しみが増えた。
さて、まだチケットを買ってない!迷ってて買い忘れてた!という方のために、気になるチケットの状況を調査。
旅行大手のH.I.S.によると、席によっては、まだ若干数購入できる可能性があるようだ。
それも人気の席がまだあるから、オークションで買わなくても、正規の“あのカッコいいチケット”が確実に購入できるから安心だ。
しかもペアで購入しても離れ離れになることはないというから嬉しい。
今年ほど誰が勝つか予想がつかないF1を、現地で最高に盛り上がっている環境で観られる可能性があるなんて、ラッキーとしかいいようがない。
この時期になるとよく聞かれるのは「今年の日本GPは誰が勝つんですか?」という定番の質問だが、今年に限ってはわからないとしか答えようがない。
今年は他のレース同様に、日本GPで誰が優勝争いをするかなんてまったく検討がつかない。
もし、関係者が不正無しを条件に“優勝争いに全財産を賭ける”としたら、きっと誰も賭けたくないのではないだろうか?
以下のように今シーズンの流れを振り返っていると、考えれば考えるほど、誰が勝つなんてまったく想像がつかない。
最下位争いの常連から突然速さを身につけ優勝争いをしだした伏兵フォース・インディアか?
シーズン開幕から異次元の速さを見せつけ、ここ最近、再び強さを取り戻した旧ホンダF1チームのDNAを受け継ぐブラウンGPか?
または大阪城やイベントモールなど日本各地でデモ走行を行い、日本人にたっぷりF1のエナジーチャージをしてくれたレッドブルが再び優勝争いに絡んでくるのか。
シーズン途中から本来の速さを取り戻したマクラーレンとハミルトンが、その勢いを鈴鹿で見せられるのか。
フェラーリとライコネン、そしてイタリアGPからフェラーリに加入した日本でも人気のイタリア人ドライバー、フィジケラがF1王者チームとしての意地を見せつけるか。
日本のトヨタ、世界のトヨタが、日本のファンの目の前でその底力を見せつけてくれるのか。
日本人F1ドライバーのパイオニアである中嶋悟の息子・中嶋一貴は、日本で、鈴鹿で、本来持っているはずの速さを魅せてくれるのか。
まだまだ出てくるが、これだけでも十分今年の日本GPを現地で観る価値がある。
では、今年生まれ変わった鈴鹿サーキットでF1を満喫するには、どの席がいいのだろうか?
どこで観るか決めていない人には悩ましい質問だ。
まず、オススメはピット前。ここが最もF1らしさを味わえる。
新しく生まれ変わった大型ピットビル、そしてそこでのイベントの数々、目の前には憧れのパドックでVIPが優雅に観戦。
レース中は、体験した人にしかわからない“あの”大興奮のスタートシーン、ストレートで最高速からの追い抜き、ピットインを5秒で終える芸術的なタイヤ交換と給油、ピットから指示が出されるサインボードの緊迫感、そして歓喜のゴールシーン。
初めて見る人も、そうでない人も、レースを堪能し、その興奮を語るにはピット前のグランドスタンドで観るF1を体験しておくといいだろう。
しかも、この人気席、今年はまだ確保できるというから、このチャンスを逃す手はない。
鈴鹿で数回観戦しているという“鈴鹿マイスター”の方には、2コーナーからS字でドライバーのテクニックの違いをじっくり感じていただきたい。
2コーナーの立ち上がりからS字入口までの短い区間の猛烈な加速と耳をつんざくような爆音。そして、続くS字カーブへの進入時のブレーキングとアクセルのオンオフとステアリングの操作がリズミカルなミュージック、というよりミュージカルといっても過言ではない芸術性を体感できるはずだ。
その2コーナーからS字にかけてのスタンドからは、ピット裏側がよく見えるため、F1の舞台裏をじっくり双眼鏡で眺めるのも面白い。
また、近くにイベントコーナーも設けられているので、待ち時間も飽きることはない。
さらに、サーキットの改修時に、メインスタンドからS字付近のスタンドに行く近道が出来ていることから、新たな移動経路が増えたことで、混雑も緩和されているだろう。
H.I.S.では、ツアーだけかと思いきや、チケットだけでも購入できるという。知らなかった人も多いのでは?
しかし、チケットだけ買っても、一度クルマで行ったことがある人は、あの渋滞を体験せざるを得ない。
ではもっと楽に観戦したい、という人には断然バスツアーをオススメする。
バスツアーのメリットは、渋滞知らず。行き帰りともに、寝てたら到着、というのがとにかく楽だ。
サーキット内は広いので、食事、お土産、トイレなど一日に移動する距離はかなりのものだ。
当然、足腰に疲労は溜まっている中で、帰りの長時間ドライブは眠気との戦い。
それが、寝て帰れるのであれば、こんな楽なことはない。
電車の混雑もないため、レースの余韻に浸りながら気分の良いまま帰ることができる。
しかも、バスツアーは調べてみると意外と安い。
寝て帰れて、さらにH.I.S.の特典としてバスに乗っている人だけでジャンケン大会を開催し、グッズプレゼントもあるというから当選確率も高いしお得だ。
予定の賞品をこっそり教えてもらったが、当日の楽しみとしてとっておいたほうがツアーを楽しめるはずだし、賞品を知る権利はツアー参加者の特権だ。
また、バス内は当然F1好きな人ばかり。TopNewsが昨年から密かに提唱しているF1の友だちを増やそう企画、略してF友を増やすチャンス。
迷っている時間はない。チケットには限りがあるからだ。
F1チームのドライバーや首脳陣になったつもりで、即断即決の決断力が、求められる。
人生で貴重な体験を積み重ねることは後の人生に必ず役に立つ。
今年の日本GPに関しては、直感で決断してみてもどれも間違いはない。
F1日本GPへ行く!と決断した人にとって、素晴らしい体験になることを保証しよう。