ニック・ハイドフェルド
「僕にしてみれば、あれは完全にエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)に責任がある。もちろん最初は現場で状況を見ていて、その後にテレビ映像も見た。スーティルは後ろ向きにスピンして、コースに戻ろうとしてきたかと思ったらまっすぐ僕のクルマに突っ込んできた。ああなったらもう、何もできないよ。あの事故を避ける術なんてなかった。僕はたくさんの燃料を積んで最後尾を走行していたんだ。集団の後方は速度がすごく落ちているものだから、かなり早い段階で燃費走行に入っていた。だから、どちらにせよオーバーテイクは無理だったけれどね。今日はチャンスなんてどこにも転がっていなかったけれど、あんなバカげた一件のせいで完走できなかったなんて腹が立つよ」