東京・六本木の『F1 PIT STOP CAFE』で29日(火)、トークショーが行われ、トヨタからティモ・グロック、そして小林可夢偉(サードドライバー)が参加した。この日は平日だったにもかかわらず、会場には多くのファンが集まり、ドライバー2人のトークを楽しんでいた。
先に登場した小林は、今季に参戦したGP2とF1のクルマの違いについて説明。ファンからの質問では、食事に気をつかっているなど私生活も披露。その後も、ユーモアたっぷりのトークでファンの笑いを誘っていた。
そして、シンガポールGPで2位表彰台を獲得したばかりのグロックが登場。グロックは、レース後にお祝いをしたものの、翌日(28日)の朝には飛行で移動しなければならなかったなど、シンガポールGPでのエピソードを語った。また、会場のファンからの質問にも答えていた。
その後、抽選で選ばれたファンに直筆のサイン入りグッズをプレゼントし、記念写真を撮影。さらにはファンの所持品にその場でサインするなど、当選したファンにとっては思い出に残るイベントになっていた。
2週連続開催の合間のイベントとなったが、グロックは疲れを見せることもなく会場を盛り上げ、「優勝したら4、5日くらい」かけて祝いたいなどと、日本GPでの優勝へ意欲を見せていた。
ファンとの交流を楽しんだグロックは、自身にとって5年ぶりとなる鈴鹿サーキットでのレースに挑む。10月2日(金)、午前10時に開幕する日本GP、トヨタのホームグランプリで再び表彰台を目指す。