2009年日本GP2日目(トロ・ロッソ)

2009年10月03日(土)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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セバスチャン・ブエミがQ3に進出、ハイメ・アルグエルスアリもQ2に残るなど、日本GP予選でトロ・ロッソの2人は好結果を残した。

ところが、事故で大荒れとなった予選で両ドライバーともバリアに衝突、予想より早めにセッションを離れることとなった。ブエミは10番手、アルグエルスアリは15番手から明日の決勝をスタートする。

セバスチャン・ブエミ(STR4-03)
フリー走行3回目:2番手、1分31秒771、26周
予選:10番手、1分31秒103
「せっかくQ3に進めたのに、マシンをクラッシュさせてしまって、それ以降、走ることさえできず残念だよ。シーズン2回目のQ3で、マシンも最高だったのに。Q3へ進めるタイムは出していたから、わざわざもう1周する必要はなかったね。Q1でクラッシュした後、何とか再出走しようと、マシンを直してもらいにピットへ戻ったんだ。2回目の事故の時も、またピットに帰ろうとした。コックピットの中からじゃ、どれだけマシンが傷んでいるか分からないからね。問題となった個所は縁石がすごく高くて、走行スピードによっては、ちょっと触った程度でもマシンに羽が生えたように飛んでいっちゃうんだ。レースでは、マシンの競争力の高さを生かす走りをしたいと思う。チームのみんなに余計な手間をかけてしまったので、そのお返しをしなければ」

ハイメ・アルグエルスアリ(STR-02)
フリー走行3回目:10番手、1分32秒589、20周
予選:15番手、1分31秒571
「事故の前、僕はハード側タイヤで激しくプッシュしていた。そうしたらコントロールを失い、壁に一直線さ。ものすごい衝撃だった。マシンがバラバラになっちゃったよ。でも僕は大丈夫だ。高速の9コーナーには自信があった。だから思い切って行ってやれと思ったんだ。ところが、ハード側タイヤでちょっと飛ばしすぎたのかな。芝生に乗ったら、もうグリップも何も無かったよ。あのスピードで走るには、あそこの縁石は高すぎる。何とかマシンが直ってほしいなあ。予選のポジション通りにスタートしたいよ。唯一ドライで走れたのは午前中のフリー走行だけだから、厳しい1日になる予感がしていた。そしてやはり、予選は難しかったよ。特に僕にとっては初体験のサーキットだからね。事故を起こしてマズかったのはもちろんだけど、全体的に見ると、僕らは前進していると思う。なんとかリズムに乗って、良いレースをしたいな。メカニックの皆、仕事を増やしてしまってゴメン!」

ローラン・メキース(チーフエンジニア)
「もっとも重要なのは、2人のドライバーが元気なことだ。午後にクラッシュした他のドライバーたちも同様であってほしい。今日はいろいろあったね。昨日のウェットと同様、午前中のドライでも良いパフォーマンスを示せた。その一方で、両マシンともダメージを負ってしまったよ。もうひとつ良かった点は、F1キャリアの浅いハイメが初めてQ2に進めたことだ。よくやったね。昨日から速さを見せていたセバスチャンは、あのまま行けばすごい予選成績を上げるところだった。ところがQ1でコースオフしてしまった。それでもチームが一丸となってマシンを再び走れる状態に戻し、Q1からQ2に上がったんだ。マシンは、与えられた時間内でできる限り修復したよ。その後、楽々とQ3に残れるところまできたところ、2回目のアタック中に、また外にはみ出てしまった。さすがにQ3には間に合わなかったね。今は仕事で手いっぱいだ。明るい材料は、マシンが改良されたおかげで性能が一段と上がり、より良いポジションにつけられたことだ。フリー走行3回目の限られた時間内でコースを覚えなければならなかった両ドライバーは、さぞかし大変だっただろう。感心したよ」

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