キミ・ライコネン
「インテルラゴスはこれまで、僕たちにとって有利なサーキットだったから、今回も良い結果を期待しているよ。今年は厳しくなるだろうけどね。空力のダウンフォースが重要になるけど、ブレーキング時に安定しているクルマにすることも大切なんだ。最終コーナーは特に重要だよ。長い上り坂のメインストレートにつながっているからね。ここでは、KERS(運動エネルギー回生システム)が大きな武器になると思う」
「もちろん、このサーキットは僕のキャリアの中でも思い出の場所になっている。2年前には、ここでドライバーズ選手権を勝ち取ったけど、それ以外にも良い成績を残しているんだ。表彰台は5回獲得しているしね。いつもならブラジルが最終戦だけど、今年はブラジルGPの後にもう1戦、アブダビGPが待っている。僕はスパや鈴鹿のようなクラシック・サーキットが好きなんだけど、インテルラゴスはあの2つのサーキットほど難しくはないかもしれないね。でも、高いレベルのことが要求されるのは間違いない。珍しい反時計回りのサーキットだし、すぐに天候が変わってしまうこともある」
「表彰台が目標だけど、簡単ではないと思う。他チームがクルマの開発を続けているから、レースごとに状況は厳しくなっている。僕たちはこの数ヶ月間、同じクルマを使い続けているからね。完ぺきな仕事をして、ライバルが弱みを見せたときには、チャンスをきちんと生かさないといけない」
「土曜日(17日)は僕の30回目の誕生日なんだ。表彰台なら最高のプレゼントになるけど、さっきも言ったように、それはライバル次第だね。コンストラクターズ選手権で3位を守るために戦っていくよ。誕生日は、ヨーロッパへ帰ってから友達や家族と祝うことにする」