キミ・ライコネン(フェラーリ)は、2010年にアメリカの最高峰カテゴリー、NASCARへ転向する可能性を否定しなかった。
ライコネンは今季限りでフェラーリを離脱するが、もしF1に残留する場合はマクラーレンやトヨタへの移籍が濃厚だ。しかしライコネン本人は、”アイスマン”というニックネームのとおりに冷静な態度を見せている。
ラリーファンであることも知られているライコネンに対し、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』がインテルラゴスで、アメリカへ渡る可能性があるのか質問していた。
これに対しライコネンは、自身の将来には「いろいろな可能性がある」としていたが、パドックの別の場所ではNASCAR転向を否定するようなコメントも残している。
「もし望めば(NASCARで)レースできるだろうけど、別にNASCARの大ファンというわけじゃないんだ」
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙はさらに、ライコネンの現チームメートであり、来年はフェラーリのリザーブドライバーになる予定のジャンカルロ・フィジケラが、まだ2010年のレースシートをオファーされていないとも報じている。
「でも、どのチームも僕がレースできる状態だってことは知っているよ」とフィジケラは語った。