マクラーレンとフェラーリ、500万ドルを巡る攻防

2009年10月21日(水)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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来週末のアブダビGPの結果によってコンストラクターズ選手権の順位が決定する。フェラーリとマクラーレンは第3位の座をかけて争っているが、その勝者は500万ドル(約4億5200万円)多く手にすることができると言われている。

ブラウンGPとレッドブルの後ろで不名誉にも3位争いを繰り広げているマクラーレンは、フェラーリを1ポイントリードしている。

しかし、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、この攻防戦に勝ったものが手にするのは2010年のカーナンバー5と6だけではない、と報じた。

コンストラクターズ選手権の結果次第で、チームがF1の商業収入から受け取る分配金の金額が異なるためだ。

「選手権第3位という結果を得るために全力を注がなければならないだろう。ドライバーやチーム、われわれ全員がそれを強く望んでいるし、その目標を達成するために全力を尽くす」と、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは話している。

しかし、フェラーリの目標達成を困難にしているのは、F60がマクラーレンのMP4-24ほど良いクルマではないと言う事実、そして、フェリペ・マッサ(フェラーリ)の代役としてステアリングを握ったルカ・バドエル(フェラーリ/リザーブドライバー)に代わって9月からフェラーリドライバーの座を手に入れたジャンカルロ・フィジケラが今もペースを見いだせていないことだ。

「フェラーリに来てからこれまでの自分を振り返ると、少し腹を立てていることを隠すつもりはない」

「僕たちの手の上から滑り落ちてしまった選手権3位の座をチームが取り返せるように、(アブダビでは)最善を尽くすよ」

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌はまた、選手権で下位に沈むほどチームは数百万ドル単位で損をすると報じている。アブダビではウィリアムズ、BMWザウバー、ルノーの6位争いにも決着がつく。

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