セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の若さと経験の少なさが、ベッテルの2009年タイトル獲得を妨げた。F1の新チャンピオンになったジェンソン・バトン(ブラウンGP)がこう語っている。
バトンは『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンタック)』紙へ、もしミハエル・シューマッハが今年のレッドブルに乗っていたら、シューマッハはドライバーズ・タイトルにかなり近づいていただろうと語った。
「22歳のころの僕は、今の僕とは比べ物にならないほどレベルの低いドライバーだった」
「別に遅いって言っているんじゃなくて、賢くなかったんだよ。セバスチャンにも同じことが言えると思う。僕の有利になるほどのミスをしてくれたからね」とバトンは話している。
だがバトンは、ベッテルを過度に批判しているわけではないとして、次のように続けた。
「彼はいいドライバーだよ。あの年齢にしてはいいドライバーだ。でも、彼はまだ多くのことを学ぶ必要があるのも事実だよ。シーズンを通した一貫性が十分ではなかったからね」