2010年のF1に新規参戦予定のUSF1は、まだチーム内でパーツのクラッシュテストを行っていないようで、ブラウンGPのロス・ブラウン(チーム代表)がこれに驚きを見せている。
『Blick(ブリック)』紙や『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌などが今週にこのニュースを報じており、ブラウンは次のよう語っていた。
「われわれはこの2ヶ月間、新車のためのクラッシュテストを行い、正式なテストに向けた準備を進めてきた」
「シーズンの開幕時に準備を整えていたいのなら、新チームも同じようにすべきだろう」
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、USF1が2010年にレースを走る可能性は「ゼロ」だと報じている。
USF1の結末としては、2010年の参戦権を他のチームへ売却する可能性もあるとうわさされている。
報道によると、最近に行われたFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)の会議では、全チームの首脳が参戦権の売却禁止を求めたものの、USF1のスポーティングディレクターであるピーター・ウィンザーだけがこれに反対したという。