F1最高権威のバーニー・エクレストンは、USF1とカンポスが2010年のF1グリッドに並ばないだろうと語っていたが、両チームの首脳がこれを否定した。
エクレストンは今週、新チームのうちUSF1とカンポスについて、その参戦を疑っていると語っていた。
「バーニーの発言には驚いた。われわれはグリッドに並ぶ。順調に進んでいる」とUSF1のスポーティングディレクター、ピーター・ウィンザーは『BBC Sport(BBCスポーツ)』に語り、さらに続けた。
「すべて順調で、来年のことを楽しみにしている」
「シャシーは完成しており、今は(エンジンサプライヤーの)コスワースのもとにある」
またウィンザーは、クルマを完成させる期限を設定していないことも明かしている。
今週には、ホセ・マリア・ロペスが800万ドル(約7億3,000万円)のスポンサーシップを集めることに成功したため、USF1のシートを獲得したと報じられていた。
これについてウィンザーは、こう語る。
「可能な限り最高なドライバーを獲得しようとしている。急いではいないよ」
「いずれドライバーを発表する時が来るが、おそらく1月下旬になるだろう」
一方、カンポスのチーム代表アドリアン・カンポスは、次のように話している。
「バーニーは、きちんと情報を把握していないと思う。われわれは全力で作業を続けている」
「タイトルスポンサーと2人目のドライバーとの契約も近い」
カンポスのチーム首脳であるダニエル・オーデットは、「われわれはグリッドに並ぶ。そうでないと、すべてを失ってしまう」と語り、ダラーラが設計しているクルマは「ほぼ準備が整った」と加えた。