ディーター・ツェッチェ(ダイムラーAG CEO/メルセデス・ベンツカーズ責任者)
「メルセデス・ベンツは、世界で最も価値があり、認知されている高級自動車ブランドだ。メルセデスは新たな挑戦に立ち向かう中で継続的にパフォーマンスを向上させるため、競争の中ですべての関連分野での品質を高めることを求めている」
「F1での新しい環境のため、われわれはモータースポーツで最も重要な戦いの場へ、自らのシルバーアロー・ワークスチームで臨むことになる」
「新しいシルバーアローのF1チームは、スポーツと技術における最大の挑戦であり、スポーツ精神と熱意でこの挑戦に挑んでいく」
「この15年間に成功を収めた提携について、マクラーレンに感謝したい。メルセデスとマクラーレン双方の利益のため、われわれは今後もパートナーシップでの協力を継続していく。われわれは、トラック上ではライバルになる。だがトラック外では、世界中の観客へ最高のものを提供するため、マクラーレンや他のチームと協力していく」
ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)
「多大な成功を収めたこの15年間でわれわれとマクラーレンは、4つの世界タイトルを獲得し、ドライバーズとコンストラクターズ選手権では、合計10回も選手権2位になった。1997年オーストラリアGPでの初優勝以来、シルバーアローは223戦で60勝を記録し、われわれのブランドのシンボルである星がF1での大きな成功を意味していることを証明してきた。パートナーに感謝し、マクラーレンとの素晴らしいパートナーシップを継続していく」
「まずはメルセデス・ベンツが大幅に削減した予算で運営し、将来的は自己融資によって運営できるようなF1活動のモデルを構築することが目標だ。そして当然、われわれを支持してくれている観客や世界中のテレビ視聴者に感動をもたらし、メディアでのブランド露出を最大限にしたいとも思っている。F1でメルセデス・ベンツは、世界で最も重要なモータースポーツの舞台で競争し、勝利したいという明確な意思を表し続けることができる」
ロス・ブラウン(チーム代表)
「ブラウンGPはこの12ヶ月、信じられないような旅をしてきた。自らの存続が危機的にあった状態から、メルセデス・ベンツ・ハイパフォーマンス・エンジンとの関係を確立し、コンストラクターズとドライバーズの両世界選手権を獲得した。そして、ダイムラーとアーバルへチームを売却することで、将来を確保することができた」
「私とブラウンGPのディレクター陣は、スタッフ、ドライバー、そしてこのチームにかかわった全員のことを心から誇りに思っている。彼らの貢献、見事なチームワーク、そして困難な状況でも結果を残すことに集中してくれたことを感謝している。上級の管理職はチームの運営にとどまることになるが、ブラウンGPの全員を代表してわれわれは、メルセデス・ベンツのように一流のブランドでF1を戦えることを光栄に思っている。チームに対する彼らの信頼に報いるため、協力して全力を尽くしていくつもりだ」
カデル・アル・クバイシ(アーバル・インベストメンツPJSC会長)
「アーバルは、ダイムラーAGやその世界的なブランドであるメルセデス・ベンツとともに、新しいF1チームの創設に加われたことをうれしく思っている。これは、成功の長い伝統を築いてきた”シルバーアロー”を引き継ぐチームになる」
「アーバルがダイムラーAGの筆頭株主になって以来、われわれの協力は模範的なものになっており、すでにテスラには共同出資している。アーバルは、この分野でさらなる成功を収めると自信を持っている」
「今年には、初めてF1をアラブ首長国連邦で開催したアブダビGPが大きな成功を収めていた。だが来年は、これからもチームに深くかかわっていくロス・ブラウンが率い、メルセデス・ベンツの卓越した自動車技術によって支えられた、われわれのチームが走ることになるため、非常に興奮できるようなものになるだろう。これによって私は、母国のことを誇りに思うことができ、非常に満足している」
*携帯サイトではコメント以外のチームリリース全文を掲載中。リリース全文は「メルセデス・グランプリ誕生のチームリリースその1、その2」をご覧ください。