F1の最高権威バーニー・エクレストンが、毎年の恒例となっているクリスマスカードで、今年も辛口のユーモアを披露している。
2007年には、ロン・デニス(マクラーレン/元チーム代表)が元チーフデザイナーであるマイク・コフランからプレゼントを差し出され、おびえている絵でマクラーレンとフェラーリのスパイ事件をジョークの種にしていた。
そしてFIA(国際自動車連盟)の前会長マックス・モズレーのセックススキャンダルが巻き起こった昨年には、モズレーが各チーム代表をムチでたたいており、ピットウォールのモニターには網タイツとハイヒールを履いた女性が映し出されていた。
そして2009年版では、モズレーとBMWのマリオ・タイセン(モータースポーツディレクター)、さらにジョン・ハウエット(TMG社長)がヨットで旅立とうとしており、港では各チーム代表が満足げに手を振っている。
しかし、3人の乗ったヨットに、海賊の旗を立てた小舟が近づいている。その小舟には、ロケットランチャーをヨットに向けて構えるフラビオ・ブリアトーレ(元ルノー/マネジングディテクター)の姿がある。
そしてこの2つの船の周りには、サメが泳いでいるというものだ。
少し離れたところから、エクレストンがライフガードの待機所からその様子を眺めており、エクストンの隣には浮輪が用意されている。