アラン・プロストとルノーの契約が、間もなく締結されるかもしれない。4度のワールドチャンピオンに輝いたプロストが、今週末に開催されるナイトレースですぐにでも、ルノーの新しいチーム代表として活動を開始できるよう、シンガポールへと向かうようだ。
”クラッシュゲート”スキャンダルを巡り、フラビオ・ブリアトーレ(元ルノー/マネジングディレクター)がチームを放出され、今ではFIA(国際自動車連盟)からも出入り禁止の身となっている。そして54歳になるプロストは、ブリアトーレの後任候補として考えられている。
フランスのメディアは、プロストが契約にサインをするのは間近だと報じた。だが、チームのスポークスウーマンは今週、メディアに対するさらなる情報は”今後数日内に”出されると声明で述べるにとどまった。
1981年から1983年にかけてルノーに在籍し、F1で通算51勝を挙げ、1997年から2001年まで自身のチームを運営していたプロストは、うわさについてメディアからたずねられると、隠し立てをしているようだった。
プロストはラジオ局『Europe 1(ヨーロッパ1)』に、「難しいね。まず、提案されることが必要だ」と語り、次のように続けた。
「ルノーのイメージは傷つけられた。私がそのイメージを復活させるためにルノーを手助けするとすれば、F1を通してということになるが・・・」