2009年日本GPプレビュー(ルノー)

2009年10月01日(木)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
2009年日本GPプレビュー(ルノー) thumbnail

◇関連トピックス - | | | |

ルノーF1チームは、クラシック・サーキットである鈴鹿での日本GPに向け、準備を進めている。

フェルナンド・アロンソ
「誇りに思っていい」

Q:フェルナンド、シンガポールで今季初の表彰台を獲得しましたね。レース後の心境についてお聞かせください。
フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ):表彰台でフィニッシュするのは最高の気分だよ。このために僕たちは全力を尽くしてきたんだし、今年は不運で、いろいろなチャンスを失っていたから、チームは表彰台にふさわしいと思う。チームの全員が週末の間に最高の仕事をしたと誇りに思っていいだろうし、完ぺきなタイミングでこの結果を残せた。トラックと、エンストンやヴィリー・シャティヨンのファクトリーでは、みんなが懸命に働いてきたから、それに最高の形で報いることができたね。

Q:次は鈴鹿です。3年ぶりの鈴鹿を楽しみにしていますか?
アロンソ:そうだね。鈴鹿は最高なトラックだし、僕のお気に入りでもあるから、また鈴鹿へ行けてうれしいよ。鈴鹿では2006年に勝っていて、いい思い出もある。選手権獲得にとって、大事な1勝だったんだ。それに、2005年のミハエル・シューマッハとのバトルは忘れられない思い出だよ。日本は特別な雰囲気があるし、いつもファンが敬意を持って情熱を示してくれるから、1年の中で最も楽しめるレースなんだ。

Q:鈴鹿での技術的な難しさについてお聞かせください。
アロンソ:全ドライバーが鈴鹿の高速コーナーを楽しむと思うけど、エンジニアにとっても大きな挑戦で、技術的なトラックでもあるんだ。セットアップの面では、回頭性を得るためのフロントと、高速コーナーで自信を持って攻めるための安定したリアを兼ね備えたクルマに仕上げる必要がある。S字では、15秒間にわたって方向転回を繰り返すから、身体的にも厳しいし、ラップの中でも重要なセクションになる。ここをうまく抜けるのに理想的なラインは1本だけで、ミスをすると大きくタイムを失うことになるから、集中力を維持する必要もある。

ロメ・グロジャン
「世界の中でも特別なサーキット」

Q:ロメ、シンガポールでは短いレースになり、厳しい週末が残念な形で終わってしまいましたね。
ロメ・グロジャン(以下、グロジャン):僕のキャリアの中でも、一番厳しい週末だったと思うよ。サーキットを覚えなきゃいけなかったんだけど、簡単なことじゃなかった。しかも、フリー走行で問題が起きて、走行時間が限られてしまったからね。だから、自信を持って走ることができなかったんだ。そして予選ではブレーキにトラブル。レースに向けて解決できたと思ったんだけど、ブレーキの問題が再発したから、チームは僕をリタイアさせることにしたんだ。僕にとっては忘れたい週末だったし、今は日本を楽しみにするよ。

Q:鈴鹿もあなたにとっては新サーキットですね。何か印象はありますか?
グロジャン:まだ行ったことのないサーキットだけど、世界の中でも特別なサーキットだから、ずっと鈴鹿でレースをしたいと思っていた。テレビで何度も見ているから、レイアウトは知っているし、130Rのような高速コーナーを攻めるのが待ち遠しいよ。

Q:シーズン終了に向けて、どのように取り組んでいきますか?
グロジャン:これからは全部が僕にとって新しいサーキットだから、大きな挑戦になると思っている。何も問題のないレースを経験したことがないから、僕にも運が向いてくれることを願っているよ。トラブルなくレースを走ることができれば、僕もチームにポイントを持ち帰ることができると思う。コンストラクターズ選手権では重要なことだからね。

ボブ・ベル
「鈴鹿での挑戦を楽しむ」

Q:ボブ、シンガポールで表彰台を獲得したことは、日本GPを前にしたチームにとって、どのような意味があるのですか?
ボブ・ベル(以下、ベル):間違いなく、チームの士気を大きく上げることになったし、2週連続開催の中で全員がリフレッシュできるだろう。なので、チームは非常にいい雰囲気で日本へ向かうことができる。日本でのレースは、われわれにとって楽なものにはならないだろうが、チームのモチベーションは高いものになっている。

Q:ロメにとってシンガポールは、厳しい週末になりました。日本では彼も復活できますか?
ベル:間違いなく復活すると思っている。彼は若く、自信を持っており、才能あふれるドライバーだ。シンガポールで彼が抱えていたのは、ブレーキに関する問題だったが、鈴鹿でこれが再発しないよう、できることはすべてやっていく必要がある。だが、鈴鹿は非常に難しいサーキットであることも忘れてはならない。彼にとっては、シンガポールより楽になるだろう。

Q:クラッシックサーキットである鈴鹿へ向けた、技術的な変更についてお聞かせください。
ベル:面白いコースで、歴史あるサーキットにしては独特な挑戦がある。ミディアムからハイレベルのダウンフォース設定で、バランスを取る必要があるが、ブレーキの重要性はやや低くなる。ロメが抱えていた問題を考えれば、ありがたいことだ。ドライバーにとっては非常に厳しいコーナーがいくつかあり、強い意志を持っていることが必要で、走りがいのあるものだ。全体的には、過去にわれわれが成功を収めてきたサーキットであり、フェルナンドも特に気に入っている。なので、鈴鹿での挑戦を楽しむことにするよ」

【関連記事】

2009年 F1 ニュース一覧 rss

注目のF1キーワード