テクニカルでチャレンジングな鈴鹿サーキットへ戻ったF1日本GP初日は、ブリヂストンのインターミディエイト・タイヤでボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのヘイキ・コバライネンが最速ラップタイムを記録した。
午前中のプラクティス・セッションでは、乾き始めたウェットコンディションのコースで、コバライネンが最速ラップタイムを記録した。午後は終始雨となり、タイムが計測されたのはセッションの最後の30分間のみ。使われたのはブリヂストンのウェット・タイヤだけで、エイドリアン・スーティル(フォース・インディアF1 チーム)がトップタイムを記録した。
浜島裕英(ブリヂストン MS・MC タイヤ開発本部長)
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日は、最新スペックのインターミディエイト・タイヤがここでは非常に良い性能を発揮することが分かりました。路面が乾き始めたコンディションでも、このタイヤは約20周程度は充分に高い耐久性を発揮することが確認できました。第2セッションは雨が降り続け、最初の1時間は走行が行われませんでした。今日はドライタイヤのデータを収集できませんでしたので、非常に興味深い週末になると思います」
今回のタイヤ・アロケーションはこの週末にどのような影響を与えると思いますか?
「明日、天気が良くなり、ドライタイヤが使われるようになれば、ウェットとインターミディエイト・タイヤが使われた午前のセッションのデータは役に立ちません。雨ならば、ウェットコンディションの予選でグリッド順位が決まりますので、非常に興味深い1日になります。しかし、ドライならば限られた走行時間内にハードとソフト・タイヤのパフォーマンスを学ばなければならないことになりますので、これもまた非常に興味深い1日になります。従って、予選のみならず、日曜日の決勝レースもチームにとっては大きなチャレンジになるでしょう」
(ブリヂストン・プレスリリース)