マクラーレンが今シーズン終了時に、メルセデスと完全に関係を絶つことを検討しているとのうわさが3日(土)の鈴鹿でささやかれていた。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、前チーム代表のロン・デニスが立案したある計画について報じている。その計画とは、F1撤退を発表したBMWからF1エンジン部門を買い取り、マクラーレンでシャシーとエンジンの製造を行うというものだ。
デニスは、メルセデスの優先チームではなくなることを嫌がっているとされているため、この動きが実現すればメルセデスは、ブラウンGPとのパートナーシップを強化することに集中できる。
マクラーレンとメルセデスのエンジン供給契約はあと2シーズン残っている。しかし、市販車MP4-12Cのプロジェクトと同様に、メルセデスなしでもやっていけるとデニスは自信を持っていると見られる。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、BMWがF1エンジンのプログラムを適切な金額で売却することに興味を持っており、デニスがすでにBMWへ問い合わせたと報じた。
また、すでにマクラーレンに関与しているバーレーンの出資者が、新たなエンジンプログラムを支援するため、マクラーレンへの関与を強化するとのうわさもある。
しかし、チーム代表のマーティン・ウィットマーシュは次のように語っている。
「BMWのエンジンを購入する予定はない」