新F1チャンピオンとなったジェンソン・バトン(ブラウンGP)とブラウンGP首脳陣の双方が、バトンは2010年もブラウンGPに残留すると確信しているようだ。
バトンとブラウンGP側は、報酬の金額をめぐって意見が対立しているとみられている。シーズン開幕前にチーム首脳陣がチームを買収した際、バトンは1,300万ドル(約11億7,000万円)だった報酬を500万ドル(約4億5,000万円)以下にまで引き下げることに合意、そしてドライバーズ選手権を勝ち取った。
「彼はわれわれと共にいることを望んでいるし、われわれも彼に残ってもらいたい。スタートとしてはいい状況じゃないか」
「金額面でのお互いの意見がどれくらい離れているか話したくないが、埋められない溝ではない」とブラウンGPのCEOであるニック・フライは語った。
チーム代表のロス・ブラウンは、来季にウィリアムズへ移籍して報酬が増加するとみられているルーベンス・バリチェロとのことについて、「これから数週間で」話し合っていくと語っている。
チームがまだホンダF1だったころに契約を結んでいた両ドライバーとの契約について、ブラウンはこう加えた。
「われわれは、もうホンダではない」
「ジェンソンが満足でき、そしてモチベーションを維持しつつも、われわれに可能なもの。そのバランスを見いだす必要がある。きっと見つけられると思っている」
また、バトンも新契約が間近だと示唆している。
「ブラウンGPに残りたい。まだ話し合っていなかっただけなんだ。それが真相だよ」とバトンは語り、意見の対立を否定した。