リチャード・ブランソン(ヴァージン・グループ会長)は、来年F1とのかかわりをヴァージンが続けて行くのかについての計画を、まだ確定する準備はできていないようだ。
ブランソンは今シーズン、ブラウンGPと1レースごとに40万ドル(約3,600万円)の契約を交わしていたが、大きな成功を収めた。
しかし、この成功によってチームは金額を上げるよう促しており、ブランソンは株式な譲渡とさらにネーミングの権利を含む、全面的な新しい協力で新規チームのマノーへと支援先を変更するものと広く信じられている。
だが、イギリスのテレビ局『BBC』のラジオ放送『Radio 5』で21日(水)、ブランソンは、2010年にF1とかかわる計画を決定する準備ができていないことを明かした。
「われわれはシーズン最終戦のアブダビ以降に決断を下す予定だ」
ブランソンはヴァージンがブラウンGPと提携するという選択はもはや存在しないものである状況だと指摘したものの、決別の発表をする時期が適切でないと示唆した。
「ヴァージンは弱者をサポートすることを愛しているが、彼ら(ブラウンGP)はもっとも高額なチームの1つになり、もはや弱者ではないことは明らかだ」と主張したブランソンは、次のように続けた。
「来月には発表する予定だ。しかし今はブラウンGPの素晴らしいシーズンを祝いたいだけだ」