F1の最高権威であるバーニー・エクレストンは、イギリスGP開催の新契約に合意したことで、経済的な損失を被ったと語っている。
シルバーストンは新たに結んだ17年契約で「財を築くだろう」と語るエクレストンのコメントが、『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』紙のウェブサイトに掲載されている。
他の国でレースを開催していれば、もっと多くのお金を稼げたか質問されると、エクレストンはこのように答えた。
「間違いなく稼げた。比べ物にならないくらい多くの金額を稼げただろう」
「レース開催を切望している国はあるが、もうヨーロッパに資金はない」
今週にエクレストンは、長引いたシルバーストンとの交渉に対する不満をぶちまけていた。
ここへきてエクレストンは、こう加えている。
「ぶつくさと文句を言われるのはもうたくさんだ。これでシルバーストンは何年も安泰だろうし、財を築くだろう」
伝統のイギリスGPをカレンダーに残すため、合計で数千万ポンド(数十億円)もの譲歩にエクストンが同意したとの報道もあるが、エクレストン本人は次のようにこれを否定した。
「イギリスだからといって特別な感情はない。だが、私が手助けしたとみんなが考えているなら、それはうれしいことだ」