延長されていた最終期限以内に資金確保を証明できなかったため、ドニントン・パークがイギリスGPを開催する希望は消えてしまったかもしれない。
F1の最高権威であるバーニー・エクレストンはこの数週間、期限を数回延長してきたが、9日(金)を最終的な期限に設定していた。しかし、エクレストンの我慢ももう限界に達しているだろう。
『Daily Express(デイリー・エクスプレス)』紙や『The Times(タイムズ)』紙、また『PA』通信などは、12日(月)がドニントンにとって最後のチャンスになると報じている。もしドニントンがこのチャンスを逃せば、これまでイギリスGPを開催してきたシルバーストンがレース開催へ向け準備を開始するという。
「よくない。そう思わないか?」エクレストンは『The Times(タイムズ)』紙へこのように語り、さらに続けた。
「もし彼らが資金を獲得したとしても、もう間に合わないと思う。実現できると思っていたので、非常に残念だ。期限を逃し続けることはできない」
「彼らが資金を確保したと言いに来ることはできるが、こんなに遅い段階からサーキットの準備を整えることはできない。また計画し直さないといけないようだ」
『PA』通信はさらに、次のように加えている。
「期限は今週末。12日にどうなるか確かめよう」
ドニントン・パークの責任者であるサイモン・ジレットは、コメントを出していない。