メルセデス・ベンツが16日(月)、ブラウンGPの経営支配権を得られるだけの株式を取得し、2010年は”メルセデス・グランプリ”として参戦することを発表した。
記者会見の中でメルセデス・ベンツのディーター・ツェッチェ会長は、現在保有しているマクラーレンの株式40%を、契約が終了する2011年までに手放すと語った。
ツェッチェはこの決断について、よりコストを抑えた形で「さらに効率よく」F1に関与していくためのものだと語っている。
ブラウンGPのチーム代表であるロス・ブラウンは、チーム代表に留任するとみられる。
マクラーレンは、少なくとも2015年まではメルセデスのエンジンを搭載し、これまでと同じようにシルバーと赤のカラーリングのクルマを走らせるとしている。
また声明の中でマクラーレンは、メルセデスが属するダイムラーグループが保有している40%の株式を買い戻すことも認めている。
「その結果、マクラーレン・グループは完全に独立した企業になる」とマクラーレンは加えた。