2010年シーズン中にデビューすることになったルーキードライバーは、事前のテストが認められることになった。FIA(国際自動車連盟)が認めている。
今年、セバスチャン・ブルデーの後任としてトロ・ロッソからシーズン中にデビューすることとなったハイメ・アルグエルスアリが事前のテストをできなかったため、シーズン中の厳しいテスト禁止ルールは、激しい非難の対象となっていた。
そして今週、2010年も2009年と同様にシーズン中のテストが禁止されると明らかになった。
しかしFIAは、ルーキーや、ミハエル・シューマッハのように2年以上F1から離れているドライバーがシーズン途中に乗ることになった場合、「1日のトラックテスト」が認められると認めた。
このテストはグランプリが開催されないトラックで実施され、もしこのドライバーが実際にデビューしなかった場合、「チームは翌年のシーズン前テストが1日削減されることでペナルティーを受ける」とのことだ。
その一方で、2010年はテスト規制がさらに厳しくなる。シーズン中に許可されている空力テストの日数が、8日から6日に削減されることとなっている。
「この空力テストは、フルスケールの風洞テストに変更することができる。その場合、空力テスト1日分を、24時間以内に行われる4時間の風洞テストに変更が可能となる」とFIAは発表した。
さらにFIAは、全チームが2010年には、「厳格に平等に」ガレージが割り当てられるともしている。これまでは、より成功を収めているチームが有利な状態になるようガレージが割り当てられていた。
また2010年には、モノコック、基本的なロール構造、ホイールは「承認」を受けることが義務付けられることから、安全面や信頼性の問題がない限り、シーズンを通じて変更ができないこととなった。