ルノーのCEOを務めるカルロス・ゴーンは今週、フランクフルトのモーターショーに出席した際、”クラッシュゲート”事件についてコメントしようとはしなかった。
この事件を巡っては、チームの首脳陣2人が離脱ということになっており、会社のイメージへの打撃も指摘されている。
また、今後さらにダメージを負うかもしれないとの見方がある。21日(月)に世界モータースポーツ評議会で厳罰を科される可能性や、訴訟が行われることも考えられ、刑事的責任を問われるとの憶測もあるためだ。
イギリスの『Times(タイムズ)』紙は、ゴーンがフランクフルトのメディアからこの件について尋ねられると、「イラついているように見え」、メディアに対して「(チーム社長の)ベルナール・レイのところに行け」と言ったと報じた。
しかし、フランスのスポーツ紙『L’Equipe(レキップ)』には、わずかに語ったようだ。ゴーンは次のように述べている。「私が求めた唯一のことは、一時的な激情にかられ反応しないようにということだ」
「ベルナール・レイに任せているし、十分な自信もあるから、いったんすべてのことが落ち着けば、きちんとした対応をすることができる」