コンストラクターズ選手権の行方が、日本GPのスチュワードの手にゆだねられている。日本GPでは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が圧倒的な速さで優勝し、ブラウンGPの2台は合計で3ポイントしか獲得できていない。
今のところ、ブラウンGPは0.5ポイント足りずにタイトルを獲得できずにいる。しかし、セーフティカー導入中にニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)が十分に減速していなかったとして、スチュワードの審議対象になっていることが判明した。
ロズベルグは5位でフィニッシュしているが、もし降格処分になった場合、ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)とジェンソン・バトン(ブラウンGP)の順位が繰り上がることになる。そしてブラウンGPはレッドブルに対して、コンストラクターズタイトル決定に必要な差を築き上げることができる。
「1ポイントを獲得したけど、2ポイントになるかもしれない。どうなるかね」とバトンは『BBC』ラジオに語り、さらに続けた。
「どちらにしろ、僕がルーベンスに対して失ったのは1ポイントだけだ。さらに1ポイントずつ獲得できるなんて、想像できないよ」
ドライバーズ選手権をリードしているバトンは、2戦を残した段階で、選手権2位のバリチェロに対して14ポイントの差をつけている。バトンとベッテルの差は4日(日)の決勝で9ポイント減ったものの、まだ16ポイントある。
「彼(ベッテル)に失うものはない。残り2戦で勝たなければいけないだけだ」レッドブルのクリスチャン・ホーナー(チーム代表はこのように語った。