ルノーの聴聞会にかたずをのむF1

2009年09月24日(木)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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世界モータースポーツ評議会によってルノーが審判を下される日、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙は、ルノーが5,000万ドル(約46億円)の罰金を科せられ、コンストラクターズ選手権からの排除を受けるのではないかと示唆していた。

弁護団に囲まれ、チームは社長のベルナール・レイ、フラビオ・ブリアトーレ(元チーム代表)、そしてフェルナンド・アロンソ(ルノー)とともに、パリの聴聞会に赴くと見られていた。

また、ネルソン・ピケJr.(元ルノー)親子も出席者名簿に名を連ねていた。

現在スペインで休暇を過ごしているパット・シモンズ(元エンジニアリング部門エグゼクティブディレクター)は、出席の予定はなく、ルノーがレース結果を操作したという告発を否定しないと示していることを考えると、シモンズの証言は必要だと考えられていないようだ。

評議会の26名のメンバーによって投票されたにもかかわらず、フェラーリが同僚のFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)メンバーへの尊敬の証として、控えるといううわさも聴聞会前に浮上していた。

評議会の副会長も務めるF1最高権威のバーニー・エクレストンは、『the Daily Mail(デイリー・メール)』紙に、「われわれはバランスを示す必要があると思う。彼らがやったことは非常に重大なことだ。しかし、彼らは容疑者を排除するという行動も取ってくれた」と語っている。

ルノーの悔いているという別の重要な要素として、「高潔さを備えた新しいチーム代表を立てる」ことを示すに違いないと、マーティン・ブランドルは『the Sunday Times(サンデー・タイムズ)』の自身のコラムの中で書いている。

スペインモータースポーツ協会の代表を務めるカルロス・グラシアは、アロンソの重要性を確認するために出席した。また、ラジオ局『Onda Cero(オンダ・セロ)』はピケJr.に対する免責を容認するFIA(国際自動車連盟)の決断を酷評している。

「もしこれが私次第だというならば、アイツ(ピケJr.)が目の見えない人々を歩道で歩かせるようなことは許されないだろうね」とグラシアは述べ、FIAがピケJr.を擁護したことを「恥知らず」だとしている。

「父親(ネルソン・ピケ)は自制のきかない子供をもち、彼自身は親として憤慨している。彼らがファンに目を向ける姿を見ると、できるだけ多くの人にクソを投げつけようとしているかのようだ」

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