F1では最近、全19戦の2010年カレンダーが発表されていたが、このカレンダーには多くの疑問点が残る。
カレンダーに掲載された多くの開催地に暗雲が垂れ込めている。カナダとドイツは契約が完了しておらず、イギリスは2つのサーキットのどちらで開催されるのか決まっていない。スパは営業停止になり、韓国の新サーキットは半分しか建設が完了していない状態だ。
これに加え、5月30日に開催が予定されているトルコGPも不安な状況になってきた。イスタンブールはモナコGPの1週間後の開催となっているが、輸送面を考えれば現実的ではないとして、FOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)がこの問題を話し合っている。
うわさによれば、最も可能性の高い結末は、現在はバーニー・エクレストンがプロモーターになっているものの、カレンダーには長く残らないと見られているトルコGPが、カレンダーから姿を消すというものだ。
今年は観客の少なさが批判されたトルコGPだが、もしモントリオールの契約交渉が失敗に終わった場合、6月6日に開催日が変更されることになっている。そうなった場合、チームは余裕をもってイスタンブールへ移動することができる。