2010年カレンダーに懸念を示す各チーム

2009年10月01日(木)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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マクラーレンは29日(火)、来年のモナコGPとトルコGPの日程について、各チームが懸念を抱いていると認めた。

FIA(国際自動車連盟)が先日、バーニー・エクレストンの2010年カレンダー草案を承認した。このカレンダーでは、3月から11月にかけて19戦ものレースが掲載されている。

これまでのコンコルド協定では、最大で年間17戦を条件に収入を保証しており、これ以上のレースに関しては、各チームからの支持と合意が必要だった。

「ご承知のように、レースに行くには資金が必要だ。だが、FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)と策定した新しい協定でわれわれは、それに関する補償を得られるという仕組みになっている」マクラーレンのマネジングディレクターであるジョナサン・ニールは29日、チームの「電話会見」の際こう語った。

収入の問題以外にも各チームは、モナコGPとトルコGPが2週連続開催となっていることについて、先週末のシンガポールで懸念を示していた。

エクレストンもすでにこの問題を認識しているようで、カナダGP主催者との交渉が決裂した場合、トルコGPの開催が1週間後に移動し、モナコGPを終えた各チームに時間的な余裕が与えられる。

しかし、もしカナダでの開催が決定すれば、今年の観戦者数が大きく低迷したトルコGPがカレンダー落ちする可能性もあるとのうわさもある。

トルコGPの開催がモナコGPの1週間後になった場合チームは、陸路で移動する通常のヨーロッパラウンドではなく、「遠征」イベントとして扱わなければならない可能性が高い。そうなれば、コストにも深刻な影響が出てくるだろう。

ニールは、モナコとトルコの連続開催は、「輸送面における驚異的な挑戦」であると認めている。

「もちろん、われわれは両イベントの開催を望んでいるし、それらをうまくこなすことも重要だ。だが、モナコからすべての設備を引き払い、トルコへ移動させるのは、ちょっとやそっとの問題ではないこと忘れてはいけない。だから、われわれはそれに関して懸念を抱いているのだ」

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