10月2日(金)、いよいよ日本GPの開幕だ。
今年の日本GPは見どころ満載。観に行って後悔することはないだろう。次のセッションまで、もう時間がない。簡単に今年の魅力を挙げよう。
・チャンピオン決定の瞬間を見逃すな!
昨年までホンダF1で苦しんでいたジェンソン・バトン(29歳、イギリス)が開幕戦でいきなり優勝。このF1日本GPでランキング2位のチームメイト、ルーベンス・バリチェロと5ポイント差をつければ念願の世界チャンピオンが獲得。F1の歴史に名を残すまであと一歩。王者獲得で、恋人の人気モデル・道端ジェシカとの結婚も近づくかもしれない。世界中が注目する“瞬間”を目の前で観るチャンス!
・フェラーリ最後の日本GPとなるキミ・ライコネンの勇姿を観よ!
2005年10月9日(日)、F1日本GPは同じ鈴鹿サーキットで開催されていた。当時マクラーレンに所属していたライコネンは、予選17番手と苦戦。しかし、最終ラップの1コーナーでシルバーのマシンが前のマシンを華麗に抜き去りトップに躍り出た。芸術とも言えるその走りに多くの日本人女性が魅了された。今年は赤いフェラーリを駆るライコネンの最初で最後の鈴鹿サーキット“ショー”が始まる。もう一度、女心をグッと掴むだろう。ファンなら現地でその“勇姿”を目に焼き付けろ。
・アロンソ、ハミルトン、ライコネン、バトン、バリチェロ、ベッテル。役者はそろった。
世界チャンピオン経験者、アロンソ(ルノー)、ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)、ライコネン(フェラーリ)の3人。そして、新チャンピオン候補のバトン、バリチェロ(ともにブラウンGP)。さらに未来のチャンピオン候補ベッテル(レッドブル)。新旧チャンピオン対決が、真のドライバーズサーキット、世界一のサーキットと呼ばれる鈴鹿で観られる。ドライバーが走っていて楽しい!と言うサーキットで観客が楽しくないはずがない。
ドライバーの“腕”を見極めろ!
決勝は10月4日(日)。土曜日予選終了後まで間に合う。今すぐチケット予約をしよう。おすすめは、スタート&フィニッシュや芸術的なピットイン、時速300kmの世界を感じつつ表彰台のシャンパンファイトまで観られるグランドスタンド。あの音が体に響く感覚を感じてもらいたい。
渋滞が苦手な人は、格安バスツアーの利用をおすすめする。東京・横浜方面からは土曜夜発、帰りも月曜の早朝に到着するから有給が取れない人でも観に行けるそうだ。この時期のサーキットは一日外にいると晴れていても寒いので、体力はかなり消耗する。
今年のF1日本GPは、記憶にも記録にも残る名勝負が期待できる。最高の想い出になることは間違いない。