鈴鹿で2日(金)に開幕した日本GPで、1回目のセッションをトップで終えたのはマクラーレンのヘイキ・コバライネンだった。
午前10時のセッション開始時、人気の高い鈴鹿サーキットの路面はぬれていたものの、90分間のセッションが終わるころには路面も乾き始めていた。しかし、鈴鹿での最後のドライセッションとなった2006年と比べると、ラップタイムは約10秒遅いものだった。
またこの日は、ティモ・グロック(トヨタ)が体調を崩したことから走行を取りやめ、代役としてリザーブドライバーの小林可夢偉が出走している。トヨタのジョン・ハウエット(TMG社長)が明かしたところでは、グロックは現在、39度以上の発熱があるとのこと。
可夢偉の走りについてイギリスのラジオ局『BBC』から質問されると「ベリー・グッド」とハウエットは答えていた。可夢偉はこのセッションを19番手、トップとは3秒差で終えている。
「セッションが始まる30分か40分前まで、彼は自分が走ることになるなんて知らなかった。だが、彼はうまく走っていたよ」このようには加えたハウエットだったが、可夢偉が2010年のレースドライバー候補になるのか質問されると次のように応えた。
「それを話すには早すぎる」
トヨタは、グロックともヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)とも契約を更新していない。また2日の午前中には、ロバート・クビサ(BMWザウバー)のマネジャーであるダニエーレ・モレッリと会っているハウエットの姿が、鈴鹿のパドックで目撃されていた。