シンガポールGP前には、INGとムトゥア・マドリレーニャがルノーへのスポンサー活動を終わらせているが、あるスポンサーが、ルノーへのスポンサー活動を継続すると発表した。
INGとムトゥア・マドリレーニャは、クラッシュゲートを理由にしてルノーとの契約を解除したが、ロンドンを拠点にするカジュアルウェアのブランド、ぺぺジーンズが声明を出し、2009年末の期限まで契約をまっとうすると発表した。
ぺぺジーンズのロゴは、R29のノーズ、そしてドライバーの頭部を保護するヘッドレストの外側にも描かれている。
声明の中でぺぺジーンズは、ネルソン・ピケJr.(元ルノー)が昨年のシンガポールGPで故意にクラッシュしたことは「決して許されないこと」だとしながらも、この問題で非難を受けるべきなのは個人であり、ルノー「全体」ではないとのFIA(国際自動車連盟)の意見に賛成している。
その一方で、ロシアの携帯電話会社であるメガフォンが、ルノーへの関与を深めていくことを検討しているとも言われている。また、フランスの石油関連企業トタルもメガフォンと同様の検討を行っていると見られる。
もう1つルノーの「オフィシャル・パートナー」となっているウニベルシアは、ドライバーであるフェルナンド・アロンソとともに2009年末でチームを離脱すると見られている。